放射線技師は高収入を狙える国家資格

放射線技師の平均年収は、厚生労働省によれば、年度によりますが2010年~2018年の間は500万~534万となっています。データー的には、放射線技師の平均年収は一般的なサラリーマンの平均年収より高くなります。性別により男性の方がデーター的には年収は80万程多くなりますが、女性でも450万程度稼げることが期待できる仕事です。

女性の年収が低いのは、データーの平均年齢が男性より若いこと、一般的に夜勤女性の方が少ないことが理由になります。そのため、勤続年数が長くかつ夜勤に多く入る女性ならば、年収500万円以上狙うことが可能です。また、勤め先の規模などにより異なりますが、管理職になれば年収500万~700万円程度の年収だと言われています。さらに、大きな病院の上級管理職になれば、700万を超える年収になることもあるでしょう。

そして、この放射線技師の平均年収が、一般的なサラリーマンより多く得られるということは暫く続くことが予想されます。というのも、医療系の職種の中で放射線を扱えるのは医師や診療放射線技師などに限られているからです。放射線を扱える人が限定されているのであれば、人材としての価値が急激に下がることは考えにくいと言うのが一般的な理解になります。

その他にも、放射線技師は国家資格で試験を受けるために受験要件があり、国が定めた学校で3年以上勉強して卒業することが求められます。したがって、放射線技師の資格を取るためには多くの労力が必要となるため、資格取得者が急激に増加すると言うことも考えにくいでしょう。将来を考えて放射線技師の看護師として活躍したい場合には、資格取得に挑戦して最適なルートを選んでいくことが大切です。